父親が銀行に勤めていたので、頻繁に転校があった。
何回目かの転校の時。
今まで通っていた学校では習っていなかったことが転校先では既に教えられていたことがあった。
これを機に勉強に対する興味を失った。
特に数学に対する劣等感は強く、”中間試験はこのテキストから出ますよ”と言われたら、試験範囲の全ての問題と全ての答えをただ丸暗記した。
勉強に対するスタンスはそんな程度だったので、ちょっと背伸びをして入った高校では授業についていけず、高校に行くフリをして遊びに行ってました。

高2の秋。
久しぶりに英語の授業に出た時、頭のつるっとした先生が現れ(英語の授業はほぼ出てなかった)、テキストを読み上げた。
”…オッチド……”
え?、何? オッチド? いまオッチドって言ったよね?
この一言で私は先生の虜になった
たまに行く授業の合間に必ずオッチド先生の部屋(部室だったのか?)へ行き、インスタントコーヒーをごちそうになり、英語の勉強にいそしんだ。
英語の成績は一向に上がらなかったけど、何故か英語以外の成績が爆上がりした。
その結果、今の自分がある。
なんでこんなことを思い出したんだろうか。