本日は術後のフォローアップ外来2回目。
前回の外来で心拍数が速いままで、BNPも114.5(正常値は<=18.4)と高く、心電図からも心房細動再発の可能性が否定できないと告げられ、薬剤(ベプリコール錠, 1日2回)を追加投与することになった。
それから2か月後の今日、朝9時から始まった検査(心電図、血液検査、胸部レントゲン)はスムーズに終了。
が、10時予定の外来は11時半にスタート。
診察室に入ると、明らかに疲弊している主治医から午前中実施した検査結果のフィードバックを受ける。
『心拍数は落ち着いており、前回よりBNPも低下していますが、心電図からは心房細動再発の可能性が示唆されています。
アブレーション6か月後の効果判定をもって、今後の対応策を検討しましょう。』
とのことで、その場で8月末の外来を予約する。
私がこの疲弊している医師を信頼している理由は、彼が「カルテではなく私に話しをしている」から。彼は病気ではなく病人を診ている。(と勝手に思っている。)
※どこかで聞いたことがある文言かもしれませんが、そちらの医師でもそちらの病院でもありません。
ちなみに再発していた場合の薬剤以外の選択しとしては、①2回目のアブレーション ➁電気的除細動 があることを提示される。
アブレーション後、たった数ヶ月で心房細動が再発したのに(まだ決まってないですが)、再度同じ治療を行うことは許容し難い。
特に現役世代である私が、たった3割の負担、言い換えると国に7割を負担させて、2回目の治療を行うことの意義は見出しにくい(高額療養費の為に適正な表現ではありませんが)と強く感じたからです。
1人の心臓を救うのにどれだけの人的・費用的コストがかかるのかを目の当たりにして、保険診療に対する意識が明らかに変わりました。
近隣の調剤で薬剤を受け取り、家の近所のお弁当屋(ほわいと)で弁当を購入し、家に帰ると、所属している健康組合からお手紙が届いていた。
高額療養費の自己負担部一部を還元してくれるとのこと。
企業に勤めている社会人は、保険や年金で企業に守られているのだな、と改めて実感。
社会保険について色々考えさせられる1日でした。