今年の2月に都内の病院でカテーテルアブレーションを受けました。
なぜカテーテルアブレーションを受けることにしたのか、そこまでの道のりを連休中にぼんやりと思い返しています。
今回はその③です。
正式(?)に心房細動の診断が下り、降圧剤+抗血栓薬の服薬を開始してから1年後、世の中は未知のウィルスに翻弄され、街はゴーストタウンと化します。
私の仕事は出張が多かったのですが、コロナで全てがキャンセルになり、否応なしにフルリモートへ移行することになりました。
コロナ初期はZoomすら利用できず、FacetimeやTeamsなどを使いながら”会議のための会議”を延々に繰り返す不毛な時間を過ごすことで、何か仕事をしているような気分を味わう。そんな毎日を過ごしていました。
自分自身が自分の仕事をどうすべきかさえ試行錯誤していた2020年、突然管理職になることを言い渡されます…
この頃から息切れ(労作時)、空咳、左手の震え、脚のむくみが気になり始めました。
ただ、これは運動不足とストレスによる飲酒量が増加したことが原因だろう、と勝手に考えていました。
世の中が落ち着きを取り戻し始めた2023年、長く通っていたクリニックが突然閉院することになり、自宅近所のクリニックに通うことにしました。
この新しいクリニックの新しい主治医に何気なく息切れなどの話をしたところ、”息切れや咳は心房細動に起因する可能性がある症状”であることを教えて頂き、とても驚きました。
私の年齢と、自覚症状が発現してから5年は経過していないことを考えると”根治の可能性があるカテーテルアブレーションは一つの治療オプションとして考えてもいいのでは?”と提案頂きました。
突然の話で驚いたものの、家族と検討してから返事をすることを約束し、自宅に帰りました。
自宅で妻と話した結果、息切れや動悸は自分にとって無くしたいストレスであることが改めてわかったので、紹介された港区の病院を訪れることにしました。